2014年5月25日日曜日

ネックコンディション

まずは指板から

ローズウッド、色が明るめで縞が目立ちます。
まぁこれは個体によりけり、かなりバラつきがあるはず。

アールは400位、かなりフラットな安ギターの定番です。

















フレットエッジ。引っ掛かる感じは全くありません。

















指板サイド(タング)の処理に『黒っぽい何か』が
使われてるのが安ギターの特徴でしょうかね。

手垢じゃないですよw

















ブラックワンレプリカのベースにしたフェルナンデスにも
同様の処理がされてました。

※ギブソンタイプについては詳しく知りません

















曲がり、ネジレ全くなし、フレット浮きもありません。

















割と面取りされてる部類だと思います。塗装はサテンです。































ボディ側から見ると、バーズアイとまでは言えないような
小さな杢(笑)が全体的に入ってるのが判ります。

















さて、ここで困った事態になりまして・・・このネック
グリップが太過ぎず、細過ぎず実に弾き易いのですよ(笑)

以前ビルローレンスに、ロー側ソフトVから滑らかに
Uシェイプに変わっていくネックがあったのですが
自分にとってはロー側の握りがちょっと細い感じがして
『もうちょっと太目だったらなあ』と残念に思った事がありました。

測ってないけどたぶんこのネック、先から元まで
厚みが同じじゃないかと・・・狙って設計してるハズ無いんですが
この(Vじゃないけど)ロー側に厚みが残る感じがすごく良いのです。





















【質】

FST-50 >> ブラックワンモドキ = フォトジェニ

【コンディション】

FST-50 ≒ フォトジェニ >>> ブラックワンモドキ

【グリップの好み】

ブラックワンモドキ > フォトジェニ > FST-50

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ネックに関してこんな感じの三つ巴になってしまい
取りあえずFST-50の見た目をストラトにしようと思って買ったのに
これ(フォトジェニ)はこれで仕上げたら面白いんじゃないかとか・・・

新規で高価なパーツを使って音質を追及したりするのはどうかと思いますが
余剰パーツを利用する等で改造して遊ぶベースとしては十分アリだと思います。

ペットの焼酎扱いしてスミマセンでした(笑)

2014年5月24日土曜日

フォトジェニックの品質

さて買ってきたフォトジェニックの品質について

















細かい仕様変更があるみたいですが大雑把に後期型らしい。

ヘッドロゴの他には、ディンキーボディとまではいかないものの
ボディ(ホーン)形状がスリムになっているのが特徴らしいです。


















普通のストラトを10、ディンキーを5としたら
9くらいのボリューム感ですかね。しかしこれは
一本だけしか持ってなかったらワカランかも。

ネックプレートがズレてますがネック自体は真っ直ぐセットされてます。

















ペグは徐々に質が向上してるらしく全く動作に問題ありません。
ここが原因でチューニングが狂う感じはないです。

フェンダーのクローシャンヘッドより先端の丸い部分が大きめ。
ストリングガイドの形状は安ギター特有です。(1個でした)





















ナットはプラスチック、切り方がちょっと荒いけど
深さ(高さ)はちゃんとセッティング出てました。

ただ若干滑りが悪いみたい。

自分の場合カットルブと言う、糸鋸の刃を滑らせ長持ちさせる
潤滑材みたいなモノを持ってるのでそれを擦り付けてます。

















トレモロ周辺はよくあるパーツ群、弦間ピッチ10.5mm

サドルビスが突き出し気味。弦高のセッティングは出てるので
短いモノに交換するか、下面をカットするか、シム噛ますか

















金物は質感に欠けますが機能に大きな問題はありません。

ピッチ調整も全く問題なし。稀に『どうやっても合わない』って
言う人を見かけますが、ちょっと信じられません。


















セレクターは5way、ノブ・ピックアップカバーは
エッジが立ってなくてシャープさに欠ける感じ

セレクターノブはもっと肉付きが欲しいです。

















PUのポールピースが面取りされててフェンダーの
ビンテージともノイズレスとも『ちょっと違う感』

ヤスリで削る手もありますが・・・切りっぱなしで良いのに(笑)

















ピックガードに変形や浮きは無いけど切り出し方が荒く
(外周に)ヨレてる箇所が多々あります。

















きれいに削ってやるといいかも知れません。

















今回見て貰ったパーツ類の不出来は、ほぼ見た目に関してなので
楽器としての基本性能を大きく損なう事は無いと思いますが・・・

次回は(パーツ取りじゃなく)普通に弾く場合に
一番問題が発生しやすいであろうネックをチェックしてみます。

フォトジェニック

白いストラトはしばらくそのまま弾くつもりとか言いながら
パーツ取りのため、地元のバッタ屋でまた買ってしまいました。

安ギターの代表格、フォトジェニックです。

つーかまたまたマッチングヘッド・・・呪われてるのかも





















ってのは考え過ぎで、比較的人気が無いので改造ベースとして
(自分が)手を出しやすい価格になってるからだと思われます。

以前、中華系の安ギターに対して
私的に一線を超え過ぎてる気がする
と言ったのは、実際の品質云々ではなく
”4ℓペット入りの焼酎を常飲するようになってしまった敗北感”
みたいなイメージからの発言でした(笑)

※最近買って飲んでますけどねw

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今回はパーツ取りと言う大義名分があっての購入なんですが
それはさておき『じゃあ実際の品質ってどうなの?』について
次回ご紹介します。

2014年5月18日日曜日

FST-50・セットアップ編

まずはマスキング、ピカールでフレット磨きです。

















そう言えばまたオークションで買った訳ですが
出品者によると『フレット残6~7分山』との説明。

しかし届いてみると、すり合わせの形跡もなく
フレット形状が台形なので減って見えるってだけで
9分は残ってました。

ラッキー(笑)



次に指板が若干乾いた感じがしてるのでオイルを塗る事に

















元々こんなモノを塗る予定がなかったので専用オイルがありません。

台所にあったオリーブ油(一応エキストラバージン)で代用。
塗り過ぎに注意して超極薄塗りです。

※オリーブオイル・・・激しくお勧め出来ません(笑)

塗った直後よさげなんですが、時間が経つとベタついてきます。
そして結構臭います。楽器に対しての悪影響はそんなに
無さそうなんですが・・・ぜひ専用品お使い下さい(笑)

















PUはブラックワンレプリカ作った時の余りを
エスカッション利用してハムだけ付けてみます。

















同一メーカーだからかビス穴に大きなズレも無く装着完了

















ブリッジは(以前紹介した)フェルナンデス製
リバイバルシリーズのシンクロを使用































ピッチ11.3mm


















セット完了

















弦は今回アーニーボールのSuper Slinkyを張ってみます。

















ネックは弦を張ってない状態で『理想的な順反りの逆』
ほんの僅かに逆反り。細目のネックなのでロッドは弄らず
一度このまま弦を張ってみることにしました。

















弦高は6弦1.5mm、1弦1.3mm、低めにセット。
反りは思った通り真っ直ぐに戻りました。

ネジレや音詰まりも無く、軽いタッチで弾けます。





















最初ノイズが多いと思ったピックアップでしたが
今回あまり、というか全く気にならないレベル。

きちんとアースが取れてなかったのかも知れないです。

















今後色塗り替えるか、はたまた大手術か判りませんが
しばらくはこのまま弾いてみるつもりです。

FST-50・購入編





















フェルナンデスのFST-50

『一本あれば良い』と言ってたのに・・・ドンガラを買ってしまいました





















カタログによると、メイプルネック・ローズウッド指板・アルダーボディ

※ロングスケール(スタンドが違うので)

















特徴として、消えロゴ・テンションバー・ブラスナット仕様

















83~84年・メタル全盛期の下位機種、恐らく東海製だと思います。

ブラックワンレプリカを作った時はこのクラスの国産を狙ったつもりでしたが
実際には台湾製。それが悪いレベルではなかったものの、2本を並べてみると
やはりFST-50の方に全体的な仕上げの丁寧さを感じます。

この辺りはさすがに国産と言う事ですかね。





















ナット幅41.6mm(エンド幅56mm)のCシェイプで細目のネック。

ブラックワンレプリカのネックは、幅はフェンダー標準ながら
厚みがあってやや太目、と自分好みなのですが、FST-50の方は
ローズ指板の目の詰り具合などクオリティの高さみたいなモノを感じます。

※当然価格なりですけどね

改造するつもりで買ったんですが、いま特にコレという方向性が思い浮かばず
ポリ塗装(これまた塗膜が薄い)ながら、白が良い感じに日焼けしている事もあり
取りあえずはこのまま・・・ちょっと磨いて弦を張ってみようかなと思います。